地域風景資産
| 世田谷区では、平成11年に風景づくり条例を施行しました。この条例に基づき、地域で大切にしたい風景を「地域風景資産」として選定し、区民の手で守り・育て・つくりあげていく活動を支援してきています。第1回の選定は平成14年に実施し、世田谷区全体で36ヶ所、砧地域では9ヶ所が選定されました。 |
22 静嘉堂緑地の自然林 岡本3丁目23番静嘉堂文庫と静嘉堂緑地を合わせた緑の空間が地域風景資産である。 静嘉堂緑地は静嘉堂文庫の一部であったが、現在は区の管理地となっている。国分寺崖線(がいせん)にあり、照葉樹林(しょうようじゅりん)が生い茂っている。 世田谷百景(昭和59年選定)に選ばれている。(71 岡本のもみじヶ丘、73 岡本静嘉堂文庫)現在は手のあまり入らない樹林となっているが、都市におけるまとまった緑空間として活用されていくことが期待される。自然状態を維持し、時間や人数を制限した自然観察等が考えられる。 公開状況 非公開(内部開放は行っていない。土木事業担当部工事第○課が所管) |
23 岡本の富士見坂−岡本三丁目の坂 岡本3丁目27番と28番の間の坂道富士山を望む坂道の上部分が視点場としての地域風景資産である。 国分寺崖線(がいせん)にある急坂で、晴れた日には富士山が見える。世田谷百景としても選ばれている。(70 岡本三丁目の坂) 世田谷区内にある富士山を望める坂としては、坂が急であるゆえに眺望のよい場所である。急な坂であるばかりではなく、素晴らしい富士山の眺めが得られる場所として、今後のまちづくりのきっかけとなるものと期待される。将来的に、「富士見坂」としての通称が定着することも予想される。 公開状況 常時公開 |
24 喜多見五丁目竹山市民緑地の竹林と垣根 喜多見5丁目20番個人所有の土地であるが、平成14年より市民緑地として開放されている竹林である。ボランティアの参加した管理・運営がなされている。 喜多見地区の豊かな自然環境を象徴する場所として、広く親しまれるような管理・運営がなされていくことが期待される。近隣には次大夫堀公園もある。地区の街づくりに竹垣などの自然素材を活かしたデザインが広がっていくことも考えられる。 公開状況 日程や時間を限定して公開(管理は世田谷トラスト協会) |
25 喜多見大橋から見た野川上流の眺め 喜多見7丁目・6丁目の間多摩堤通りが野川を渡る喜多見大橋を視点場()とした地域風景資産である。 喜多見大橋の上からは、次大夫堀公園の樹木、野川の先には丹沢等の山並みが見え、自然環境に親しみやすい場所となっている。春には菜の花や桜が咲き、両岸には歩きやすいウォーキングロードも整備されている。 橋から眺められる自然環境を活かした風景づくりが進み、更に人々が憩(いこ)える場所としての橋梁(きょうりょう)及びその周辺を核とした地域まちづくりの推進が期待される。 公開状況 常時公開 |
26 慶元寺三重塔の見える風景 喜多見4丁目7番9号稲荷塚古墳緑地を視点場とした地域風景資産である。 平成12年に開設した稲荷塚古墳緑地からは慶元寺の三重塔を背景に畑が広がっている風景を眺めることができる。喜多見地区は農村としての歴史を長く有する地区である。慶元寺は地区のコミュニティの場であり、15世紀から続く歴史がある。喜多見地区の歴史的な環境を感じとれる場所である。 喜多見地区の歴史と文化を象徴する風景であり、農業振興を含めた街づくりが期待される。 公開状況 常時公開(管理は土木事業担当部工事第○課) |
27 成城三丁目緑地 成城3丁目16番38号国分寺崖線(がいせん)に位置し、雑木林であった経緯を持つ緑地である。湧水(ゆうすい)もあり、地域の植生(しょくせい)等を活かした公園づくりが展開されている。その活動には、隣接した小学校、地元町会、区等が参画している。 都市における貴重な自然空間である。樹木の管理が十分でなかった経緯があるが、地域の生態系を回復し、里山的な空間として、地域の人々の協働により、生き生きとした場所となることが期待される。同様の環境を有する周辺地域においても、自然の豊かさを活かした街づくりを展開していくことが求められている。 公開状況 常時公開(管理は砧総合支所街づくり部土木課) |
28 成城の近代住宅 成城7丁目7番3号、成城5丁目11番8号、成城3丁目6番6号成城学園の移転に伴い、昭和初期の分譲当時に建設された住宅である。成城にはこのような住宅が現在でも点在し、街の歴史を語る貴重な風景の要素となっている。 地域に点在する昭和初期の近代住宅を核として、成城の町全体の街並にアクセントを与えるまちづくりが展開されていくことが期待される。 公開状況 非公開(個人の住宅のため内部公開はしていない) |
29 つりがね池と樹林 祖師谷5丁目33番11号つりがね池は、崖下から湧き出した水が源となり、旧来から地域の水源であった場所である。大きな樹木が多く、近隣の樹木と一体となった緑豊かな空間が形成されている。 つりがね池の名は、渇水時に僧がつりがねと一緒に身をなげたところ、水がわきいでたという昔話に由来する。 世田谷百景にも選定されている。(47 祖師谷つりがね池) つりがね池の豊かな自然環境と歴史的な価値を踏まえ、その魅力を周囲にも広げていけるような街づくりが期待される。 公開状況 常時公開(管理は砧総合支所街づくり部土木課) |
30 季節の野草に出会う小径 船橋3丁目5番、13番、17番、18番、19番、20番の間土のままの区道である。野草が生え、小さなビオトープ的な空間となっている。 都市では貴重な土のままの道であり、自然環境教育の視点からも地域の財産として活かしてゆく取り組みが期待される。また、緑道とのネットワーク化など土とみどりのまちづくりの展開が望まれる。 公開状況 常時公開(管理は土木事業担当部工事第○課) |
| 第2回選定 |
第1回選定の36ヶ所に加えて、平成20年には第2回地域風景資産として世田谷区全体で30ヶ所、砧地域では10ヶ所が選定されました。![]() |
| ⇒第2回地域風景資産マップはこちら (砧地域は10〜11ページと14〜15ページです) |